◆Sonnen Deck
・ビスタラウンジ横から上った階段のそばに、風除けの壁ができていた（右舷も同じ）。その他は変わらず。

◆Sauna&Damphbad/Whirlpool
　（飛鳥：グランドスパ）
・大浴場は脱衣室から浴場までほとんどそのまま。ただ、浴場の洗い場の水道やシャワーがなくなり、蛇口があった部分に木のベンチが置かれていた。
・後部のエレベーターホールは、竹などがアレンジされて少々東洋的な雰囲気に。このあたり一帯は「AMADEA SPA」となり、女性用サウナの前にSPAのレセプションデスクができていた。SPAのマークにはハスの花が使われている。

◆Ruhe-Raum
　（飛鳥：レストコーナー）
・ドイツ語でも同じレストコーナー。木製のデッキチェアが置かれ、フィットネスやサウナで汗をかいた人がここで休めるようになっている。東山塊夷の絵があったところにはタオルが積まれていた。ここは壁がえんじ色なので、今までの緑の雰囲気とだいぶ違う。


◆Beauty Saloon、Massage
　（飛鳥：美容室、マッサージルーム）
・飛鳥の時と変わらず。美容室のお値段は、女性のシャンプー＆スタイリングがショートヘアで22ユーロ、ロングヘアで24ユーロ。

◆Vista Lounge
　（飛鳥：ビスタラウンジ）
・名前は同じ。変わったのは、カーペットとイスの柄、壁の絵、入り口すぐ右にパソコンが４台ほど並んだ「Internet Cafe」のコーナーができたこと。飛鳥時代に「クリスマスイブ」の像があったところは、何もなくなって食べ物が置かれていた。ピアノはそのまま。イスは同じもので、おそらく張り替えたのでは、と思う。ちょっと柄が派手になっていた。
・バーのメニューを見ると２〜３ユーロくらい。ブラッディマリーが3.20ユーロ。
　

◆Fitness Center
　（飛鳥：フィットネスセンター）
・真ん中に間仕切り家具のような壁ができていた。ベンチも兼ねている。壁際に沿ってゴツいトレーニングマシンが10数台並んでいる。日本で見るのより大きくてがっしりしたタイプ。みんなでダンスを練習するような広い空間はなく、ひたすらマシンに取り組むばしょ、という感じ。エメラルドグリーンのタオルが用意されていた。


●船首の階段
・ビスタラウンジの前にある階段は、カーペットも壁も壁の絵も飛鳥の時と変わらず。

●10デッキの客室名には、数字のほかにドイツの都市名が使われている。101号室ボン、102号室ベルリン、103号室ドレスデンなど。ドアには部屋の番号と名前と点字が一緒になったプレートが貼られている。このプレートもエメラルドグリーンで、ファンネルにも使われた鳥のマークが入っている。

◆Kopernikus Bar
　（飛鳥：コンファレンスルーム）
・飛鳥ラウンジの向かいの部屋は、会議室やキッズルームなどに使われていたが、ここが新しくバーになり、船尾デッキへから出入りするようにドアができていた。

　

◆Japanisches Zimmer "Asuka"
　（飛鳥：和室「游仙」）
・和室はそのまま残る。入り口のプレートがドイツ語になっただけ。畳の部屋をどのように使うのか、ガイドしてくれた船のスタッフもわからず。日本側への気遣いなのか、単に珍しいのか…。ちなみにドイツ語読みでは"Asuka"は"アズカ"になります。そのせいか、ドイツのサイトでは"Azuka"という表記も…(これは"アツカ"と読みますが^^;)。


◆Kamin zimmer、Bucherei
　(飛鳥：飛鳥ラウンジ、ライブラリー）
・飛鳥ラウンジはほぼ変わらず。暖炉の上の絵が変わったのと、イスが張り替えられたこと。それと、ライブラリとの境にあったガラスケースの中は、飛鳥では造花と花瓶だったが、AMADEAでは飛鳥の本の貸し出しノートを一枚一枚切り離して七夕の短冊のようにぶらさげたものがオブジェとされていた。よく見ると「×月×日、○○号室、名前、本の題名」が書かれている。こんなものをオブジェにするなんてびっくり！
・飛鳥ラウンジのドアを入ってすぐ右にあったレトロな電話のそばに日本語表記が残っていた。「緊急の場合は××番へ」。
　


●船尾のプールに続くデッキには、飛鳥が日本で建造されたことを示す三菱重工のプレートが残っていた。が、観葉植物で隠されていた。

●９デッキの客室名には、数字のほかに音楽家の名前が使われている(主にドイツの音楽家）。905号室バッハ、906号室モーツァルトなど。

◆Restaurant "Amadea"
　(飛鳥：リドカフェ）
・飛鳥と同じくセルフサービスのレストランだが、面積がかなり広くなった。海彦、コンパスルームもつなげ、廊下だったところもレストランに。エレベーターホールからすぐにレストランになっている。座席数がかなり多いので、300人くらい入れるのでは？　５デッキのダイニングと同じく、テーブル感覚が狭い。緑のカーペットが敷かれているので、今までより重厚な雰囲気に。

・外のプールの周りにもテーブルが多く置かれていた。こちらのテーブルと椅子は重くてしっかりしたもの。グレーで船のマークが入っている。ドイツらしい製品。
・壁に信号旗で「ＡＭＡＤＥＡ」と並んでいるのを発見。
　　

●船首部分に４つの客室ができる。ブリッジの真下、揺れるのではないか…？

◆Raucher Saloon Havana Club
　（飛鳥：マリナーズクラブ）
・ここは喫煙用のバーとなる。家具など部屋の中はそのまま、壁の絵だけ変わる。飛鳥でかかっていた演奏家の絵は、２枚だけ入り口に残して、２枚はグランドホールの後ろで発見。

◆Jamaica Room
　（飛鳥：カードルーム）
・中には会議用の長机が２卓と椅子が並んでいた。何かの打ち合わせに使うのか、まだ用途が決まっていないのか…。

◆Foto Gararie
　（飛鳥：フォトショップ）
・場所は飛鳥と同じだが、写真を展示するスペースが広がった。マリナーズクラブの前を通り、左舷側の廊下まで、壁いっぱいに写真展示ケースが用意されている。飛鳥のときの５倍くらいの写真が飾れそう。

●左舷側廊下
・エレベーターを降りてカードルームへ向かう廊下に、飛鳥で使われていたソファと壺と絵がそのまま残っていた。

◆Piano Bar,　Harry's Bar
　（飛鳥：ラスベガスコーナー、ピアノラウンジ）
・右舷側の、カジノとグランドホールへ続く廊下、ピアノラウンジがひとつの大空間となる。窓側にはピアノが置かれてその一帯は「ピアノバー」となり、カジノとピアノラウンジは「ハリーズバー」となる。ここもイスが狭い間隔で並べられ、壁には音楽家（ジャズの演奏家？）の大きな写真が貼られていた。

◆Show Lounge "Atlantik"
　（飛鳥：グランドホール）
・飛鳥のときと何も変わっていない模様。マリナーズクラブにあった絵が後ろに。


◆Boutiquem
　（飛鳥コレクション）
・中身が変わっただけで飛鳥のときと変わらず。売っているのは、ほとんどが服。日本のように船グッズはほとんど見当たらず。


◆船会社の案内コーナー
　(飛鳥：飛鳥クラブの受付などしていた場所）
・アマデアでも同じように、船会社からの案内などをするコーナーとして事務机が置かれていた。飛鳥にあった公衆電話は無くなる。

◆エレベータホール左舷側の壁
　（飛鳥：公衆電話があったところ）
・飛鳥の船首に使われていた「飛鳥」の文字が切り取られて、ここにオブジェとして貼られている！
さらに、エレベーター横にも、飛鳥に携わった人たちの記念の写真が10枚ほど飾られている。


◆Kino
・飛鳥のときと同じ。

◆Wasch salon
・中は確認できなかったが、同じ洗濯室のはず。

◆Hospital
・お世話になったことがないのでよくわからないが、おそらく変わっていないはず。

●6デッキより下の部屋は、飛鳥のときとまったく変わらず。家具もカーペットも壁の絵もそのまま！

◆Rezeption
（飛鳥：レセプション）
・壁にかけられた飛鳥のマーク（アルファベットのＡにアルバトロスが重なったもの）がそのまま使われていた。同じくＡで始まるAMADEAで良かった?!。
・ダイニング近く他、船内の何箇所かに、船からの案内を出す液晶画面が設けられていた。


◆Restaurant "Vier Jahreszeiten"
（飛鳥：フォーシーズン・ダイニング・ルーム）

・カーペット、椅子、カーテンの色がえんじ色になった（椅子は張り替えた？）。
・入口ドアは緑から白に塗りなおされた。
・席の配置が変わった。入口すぐ左のワインセラーの部分にもテーブル　配膳カウンターが殆どなくなり、隙間なく幾何学的にテーブルが所狭しと配置されている。おそらく400人くらいが一度に入れるのでは？
・メニューは飛鳥と同じ大きさ。表紙に田村能里子さんの壁画が使われているのも同じ。
・入り口左の壁の間の細い隙間に飾られていた花瓶はそのまま。
・入り口付近の階段の下は、以前は箱庭風の飾りつけがされていたが、AMADEAでは白い砂利の上に、丸いボールのような緑の低木と、漬物石くらいの白い石がいくつか置かれたシンプルな庭となった。

４デッキには降りられなかったので未確認だが、客室はそのままではないかと思われる。

・デッキ名を見るとお分かりいただけるように、星の名前が使われています。バーにも「コペルニクス」の名がありますので、星をテーマにしたのかな、と感じました。

・不思議だったのは、女性用トイレのイラストが青色だったこと。日本では男性は黒か青の男性の姿、女性は赤の女性の姿ですが、AMADEAでは男女とも同じ青で、姿で男女を見分けるようになっていました。文化の違いなのでしょうか。

・5〜9デッキまでの吹き抜けの壁画はそのままでした。エレベーター内部も変わらず。

　
・クルーズディレクターが最後の挨拶で「皆さんが大切にした"飛鳥"という良い船の思い出を残しておきたかった」とおっしゃっていました。
きっとドイツの人には日本語や漢字は神秘的なオブジェに見えるのかもしれませんが、その心遣いは嬉しいなぁ、と思いました。